WBC開幕から順調に勝ち星を増やしてついに準決勝のメキシコ戦まできましたね!
今回はWBCで話題となったヌートバー選手のペッパーグラインダーのパフォーマンスと大谷選手との関係性についてまとめました。
ヌートバー選手のペッパーグラインダーでコショウを挽くあの拳のねじねじにはどんな意味があるのでしょうか?
それではさっそく見ていきましょう!
ヌートバーのパフォーマンスの意味
ヌートバー選手が拳をねじねじさせるあのパフォーマンスについて見ていきましょう。
ペッパーグラインダーやペッパーミルといったコショウを挽く時の真似をヌートバー選手がしている事をご存じの方は大勢いると思います。
しかしなぜ、ペッパーグラインダーでコショウを挽く行為がチームを鼓舞し、パフォーマンスとして人気が定着したのでしょうか?
ペッパーグラインダーやペッパーミルの意味として、
- 小さな事からコツコツ継続していけば良い事が起こる
- 粘り強くいく
という意味合いが含まれています。
拳をねじねじするあのポーズも打席を回してどんどん出塁していこうという気持ちも込められています。
日々の努力を積み重ねた末に目標を達成出来た!みたいなポジティブなニュアンスやストーリーで使われる事も多い素敵な表現ですね!
日本でいう所の「塵も積もれば山となる」に似ているでしょうか。
良い行いを積み重ねれば良い結果に繋がりやすいですし、怠惰な生活を続けていればいずれそのツケは大きなものになるのと同じです。
ヌートバー選手のパフォーマンスはチームとしての仲間意識を大切にし、日本チームにちょっぴりスパイスを!といったニュアンスにも感じます。
選手達の日々の努力がヒットに繋がり、日本チームを勝利に導くパフォーマンスとしてはとてもシンプルで馴染みやすいですよね!
Keep grinding that pepper, Lars! #WorldBaseballClassic pic.twitter.com/TtayELPcEI
— MLB (@MLB) March 12, 2023
そしてグラインドやミル単体の意味としては、「挽く、細かく砕く、研磨盤、粉砕器」などの意味がありますが、スラングの意味として、
- 辛い仕事
- ガリ勉
- 身を粉にして働く
などがアメリカのヒップホップの歌詞にはよく登場します。
ペッパーグラインダー一つの意味でここまで幅の広い表現が含まれている事がとても面白いですよね。
余談ですが、アメリカには「piece of a cake」という言葉があり、直訳するとヒトカケラのケーキという意味です。
ですが本来の意味は「楽勝」という意味になるので、ヒトカケラのケーキをつまむぐらい簡単だよ!というニュアンスになります。
いかにアメリカがニュアンスや物事の背景のイメージを重んじる国なのかが分かりますね!
ヌートバーのパフォーマンスと大谷翔平との関係性
次にヌートバー選手のパフォーマンスと大谷翔平選手との関係を見ていきましょう!
ヌートバー選手のペッパーグラインダーポーズが流行るキッカケになったのがエンゼルスで活躍している大谷翔平選手でした。
ヌートバー選手は日本語が話せないので日本チームに合流した時はさすがに緊張していました。
そこは日本の選手みんなで暖かく迎えて、呼び方を「たっちゃん」にしたり「たっちゃんTシャツ」を着たりなどしていましたね。
そしてヌートバー選手と大谷選手が色々話している中で、ヒットを打った時に何かみんなが喜べるようなお祝いがしたいよねという話になりました。
そこで話に出てきたのがペッパーミルポーズなのですが、
実は元々このペッパーグラインドポーズはヌートバー選手がセントルイス・カージナルスですでにパフォーマンスしていたものです。
You know what to do… pic.twitter.com/19NSCARVkC
— St. Louis Cardinals (@Cardinals) September 11, 2022
かなり長めのペッパーグラインダーで応援しています(笑)
Nootbaar, signing a pepper grinder at the @Cardinals Caravan yesterday.
— Springfield Cardinals (@Sgf_Cardinals) January 14, 2023
Because of course he would, right? pic.twitter.com/TdoFttVVdt
ファンの子供もペッパーグラインダーにヌートバー選手のサインを書いてもらっています。
大谷選手がこれらの話を聞き、大谷選手が提案した簡単に出来るパフォーマンスがこのペッパーグラインダーだったと言う訳です。
「そうですね。翔平と色々話して、エンゼルスでチームセレブレーションの時どんな事やっていたの?と聞いたら、「あまりエンゼルスはセレブレーションがないんだよね、カージナルスはどうなの?」という、そんな会話をしたんですけど、誰でも真似が出来ることでやった訳なんですけど、非常に簡単ですし、多くの方に真似して貰っています」
引用元:ショウアップナイター
ヌートバー選手が1番打者でヒットを打った後にパフォーマンスしてくれれば、それにみんな続くよ!と大谷選手が言ってくれました。
するとヌートバー選手がヒットを打った後にやったペッパーグラインダーポーズはあっという間に世間に浸透しましたね!
ただ日本チームを勝利に導くのではなく、ヌートバー選手を仲間として受け入れて観客や見ている人も楽しませる。
この大谷選手の粋な計らいでヌートバー選手は瞬く間に人気者になりました。
ヌートバー選手がここまで人気者になった背景には、野球界に留まらないであろう大谷翔平という大物がいたという訳です!
ペッパーグラインダーポーズの歴史
このパフォーマンスなんですが、2018年のオープン戦期間中にメッツの選手が士気を高める為に何かないかと考えたのが始まりです。
ルーベン・アマロ・ジュニア一塁コーチの発案で、「ソルト・&・ペッパー(塩コショウ)」とそのまんまのネーミングで命名されました(笑)
ヒットを打った時にチームを盛り上げる為のパフォーマンスという事ですね。
真面目な日本人には中々ない発想ですが、さすがアメリカといった感じです。
元々メジャーリーグの間ではチームを鼓舞する為のパフォーマンスは割と当たり前のようにやる文化があるんですね!
【ねじねじ】ヌートバーのパフォーマンスの意味と大谷翔平との関係性とは?まとめ
いかがだったでしょうか?
ヌートバー選手の人気や観客を盛り上げるために大谷選手が一役買っていましたね!
野球の勝ち負けではなく、周りも楽しませる2人の関係性がとても素敵だと思いました!
ヌートバー選手と大谷選手含め、日本チームの優勝を応援しております!
最後までお読み頂きありがとうございました!